曲の紹介「飾りじゃないのよ涙は」

インフォメーション
- 曲名:飾りじゃないのよ涙は
- アーティスト:中森明菜
- 作詞・作曲:井上陽水
- 編曲:萩田光雄
- レーベル:ワーナー・パイオニア / リプリーズ・レコード
- リリース:
- 1984年11月14日 10枚目シングル「飾りじゃないのよ涙は」B面「ムーンライト・レター」
- 1985年4月3日 7枚目アルバム「BITTER AND SWEET」に収録
- サマリー:
- 1985年のオリコン年間シングルチャートで6位となり62万枚を売り上げ、大ヒットとなった。
- この曲を作った井上陽水が、1984年12月21日にリリースしたカバーアルバム「9.5カラット」に収録し、フォーライフミュージックエンタテイメントからリリースした。
- 記事引用元:
- 飾りじゃないのよ涙は-Wikipedia
- 中森明菜-Wikipedia
曲と歌詞について
「飾りじゃないのよ涙は」は、1984年にリリースされた中森明菜の10枚目のシングルです。
作詞・作曲は井上陽水で、彼がレコーディングスタジオで仮歌を歌ったエピソードは驚きの出来事であり、曲のアレンジにも大きな影響を与えました。
この曲は、中森明菜の楽曲の中でも特に重要な位置を占めており、彼女のキャリアにおいて大きな転換点となりました。
それまでのアイドル路線から、よりアーティスト性を追求する方向へとシフトした時期の作品であり、中森明菜自身のセルフプロデュースが始まったことでも注目されています。
リリース当初から高い評価を受け、特に「セカンド・ラブ」や「ミ・アモーレ」に次ぐ売上を記録しました。
また、歌詞の中で「私は泣いたことがない」というフレーズは、主人公の強さと内面的な葛藤を象徴しています
歌詞の内容は、不良少女が夜の町で暴走する車に乗っけられて怖い想いをしても、友達と別れるときも泣いたりなんかしなかった。
「涙とはほんとうの恋に巡り合えた時に、うれしくて出るもんだから軽々しく泣いたりしない」と言っている気がします。
私は泣いたことがない
灯りの消えた街角で
速い車にのっけられても
急にスピンかけられても怖くなかった
赤いスカーフがゆれるのを
不思議な気持ちで見てたけど
私泣いたりするのは違うと感じてた
私は泣いたことがない
つめたい夜の真ん中で
いろんな人と すれ違ったり
投げキッス 受けとめたり 投げ返したり
そして友達が変わるたび
思い出ばかりがふえたけど
私泣いたりするのは 違うと感じてた
飾りじゃないのよ涙は
好きだと言ってるじゃないの
真珠じゃないのよ涙は
きれいなだけならいいけど
ちょっと悲しすぎるのよ涙は…
飾りじゃないのよ涙は / 中森明菜より
彼女の、少しつっぱった強気なイメージにぴったりと合って、とてもかっこいい曲だと思います。
もう、この楽曲はロックといってもいいのではと、個人的に思います。
中森明菜の歌唱力と井上陽水の作詞・作曲が見事に融合したこの曲は、今なお多くの人々に愛され続けています。
曲の動画
以下の動画をアップしています。
- Kazari Ja Nai Noyo Namida Wa (2023 Lacquer Master Sound)
- 【公式】中森明菜/飾りじゃないのよ涙は (ビター & スウィートLive at東京厚生年金会館, 1985.9.22) AKINA NAKAMORI
- 【公式】中森明菜/飾りじゃないのよ涙は (Live in ’87・A HUNDRED days at 東京厚生年金会館, 1987.10.17) AKINA NAKAMORI
アーティストの紹介「中森明菜」
インフォメーション
- アーティスト:中森明菜
- 誕生日:1965年7月13日
- 出身地:東京都清瀬市
- 活動時期:1982年-
- 公式サイト:中森明菜Official site
アーティストの軌跡
「中森明菜」は、1981年のテレビのオーディション番組「スター誕生!」に合格し、1982年リリースのシングル「スローモーション」でデビューしました。
その後、「少女A」「セカンド・ラブ」「北ウイング」「飾りじゃないのよ涙は」などのヒットを重ね、1985年に「ミ・アモーレ」、1986年に「DESIRE-情熱-」で2年連続で日本レコード大賞を受賞しました。
2010年10月より体調不良で休止していましたが、2014年の第65回NHK紅白歌合戦にスペシャルゲストでの出演やカバーアルバム「歌姫4-My Eggs Benedict-」をリリースするなど、音楽活動をセーブしながらも続けています。
ファンとしては、あまり無理のない程度にされて、時々大人の明菜さんの歌を聴けたら、うれしいなと思います。
2022年8月には、個人事務所HZ VILLAGEを設立し、公式Twitterも開設しました。
同年12月27日には、新しいファンクラブ『ALDEAアルデア』を開設しています。
私が明菜さんが大好きなのは、歌に情念が感じられ、歌に魂がこめられている気がします。
またその魂は、時としてとても切なく、哀しく聴く人に迫ってくる気がします。
「中森明菜」は、まちがいなく日本を代表する素晴らしい歌手でアーティストだと思います。
アルバムの紹介
代表シングル
- スローモーション (1982年)
- 少女A (1982年)
- セカンド・ラブ (1982年)
- 禁区 (1983年)
- 北ウイング (1984年)
- 飾りじゃないのよ涙は (1984年)
- ミ・アモーレ〔Meu amor é・・・〕 (1985年)
- SAND BEIGE -砂漠へ- (1985年)
- DESIRE -情熱- (1986年)
- ジプシー・クイーン (1986年)
- TANGO NOIR (1987年)
- BLONDE (1987年)
- 難破船 (1987年)
- TATTOO (1988年)
- Dear Friend (1990年)
- 水に挿した花 (1990年)
- 二人静 -「天河伝説殺人事件」より (1991年)
- Everlasting Love ・ NOT CRAZY TO ME (1993年)
- 愛撫 (1993年)
- Tokyo Rose (1995年)
- MOONLIGHT SHADOW-月に吠えろ (1996年)
- 帰省 〜Never Forget〜 (1998年)
- オフェリア (1999年)
- It’s brand new day (2001年)
- The Heat 〜musica fiesta〜 (2002年)
- 赤い花 (2004年)
- 花よ踊れ (2006年)
- DIVA Single Version (2009年)
- Rojo -Tierra- (2015年)
- unfixable (2015年)
- FIXER -WHILE THE WOMEN ARE SLEEPING- (2016年)
代表アルバム
- プロローグ〈序幕〉(1982年)
- バリエーション〈変奏曲〉(1982年)
- ファンタジー〈幻想曲〉(1983年)
- NEW AKINA エトランゼ (1983年)
- ANNIVERSARY (1984年)
- POSSIBILITY (1984年)
- BITTER AND SWEET (1985年)
- D404ME (1985年)
- 不思議 (1986年)
- CRIMSON (1986年)
- Cross My Palm (1987年)
- Stock (1988年)
- Femme Fatale (1988年)
- CRUISE (1989年)
- UNBALANCE+BALANCE (1993年)
- 歌姫 (1994年)
- la alteración (1995年)
- SHAKER (1997年)
- SPOON (1998年)
- will (1999年)
- I hope so (2003年)
- DESTINATION (2006年)
- 艶華 -Enka- (2007年)
- DIVA (2009年)
- FIXER (2015年)
- Belie (2016年)
- 明菜 (2017年)