曲の紹介
インフォメーション
- 曲名:落陽
- アーティスト:吉田拓郎
- 作詞:岡本おさみ
- 作曲:吉田拓郎
- レーベル:ソニー・ミュージックレコーズ / フォーライフ・レコード
- リリース:
- 1973年12月21日 ライブアルバム「よしだたくろうLIVE’73」収録・リリース
- 1989年 9月13日 シングル「落陽 / 祭りのあと」リリース
- 概 要:1973年11月26.27日に中野サンプラザで行われた「吉田拓郎リサイタル」で初演奏され、ライブ版アルバム「よしだたくろうLIVE’73」に収録された。シングル盤は、1989年フォーライフ・レコードから発売された。
- 記事引用元:
- 吉田拓郎-Wikipedia
- 落陽 (吉田拓郎の曲)-Wikipedia
- 吉田拓郎の作品一覧-Wikipedia
曲と歌詞について
「洛陽」は、1973年に発表された楽曲で、日本のフォークソングの名曲として広く知られています。この曲は、吉田拓郎の代表曲の一つで彼のコンサートでもよく演奏されています。
歌詞の内容は、作詞の岡本おさみが実際に北海道を放浪した時に、実際に体験したことを謳っています。
歌詞の中では、旅の途中で出会った一人の老人の物語を描いています。そこには旅で出会ったサイコロ賭博に人生を賭けた老人が、苫小牧発の仙台行きフェリーで北海道を離れる時に見送ってくれた情景が謳われています。
この老人は、サイコロ賭博に明け暮れる人生を送ってきた人物で、歌詞には彼の人生の哀愁が表現されており、人生の儚さや運命の不確かさを感じ取ります。
しぼったばかりの 夕陽の赤が
水平線からもれている
苫小牧発・仙台行きフェリー
あのじいさんときたら わざわざ見送ってくれたよ
おまけにテープをひろってね 女の子みたいにさ
みやげにもらったサイコロふたつ 手の中でふれば
また振り出しに 戻る旅に 陽が沈んでゆく
洛陽 / 吉田拓郎より
ほんとうに、沈む夕日の中をフェリーが出発する情景が目に浮かんできます。
吉田拓郎の歌と、賭博しの老人との出会いと別れがみごとに「洛陽」というタイトルにマッチした名曲だと思います。
曲の動画
以下の動画をアップしています
- 落陽 (Live)・ Takuro Yoshida(COMPLETE TAKURO TOUR 1979 完全復刻盤)
- つま恋2006ライブ音源
アーティストの紹介
インフォメーション
- アーティスト:吉田拓郎(よしだたくろう)
- 誕生日:1946年4月5日-
- 生誕:鹿児島県伊佐市(旧伊佐郡)
- 出身地:広島県広島市南区
- 公式サイト:吉田拓郎 avex official website
アーティストの軌跡
吉田拓郎は、日本の音楽史において重要な役割を果たしたフォークシンガー、シンガーソングライター、音楽プロデューサーで、1970年代初頭にフォークとロックを日本ポップス界の主流に引き上げたともいわれています。
彼は鹿児島県大口市で生まれ、1955年に広島へ転居。1960年代にはFENでボブ・ディランの音楽に触れ、強い影響を受けました。
1966年にはコロムビア洋楽部主催のフォークコンテストで全国3位に入賞し、その後広島で「広島フォーク村」をつくり音楽活動を続けます。高校から大学にかけて、広島で音楽活動を本格化させ、ザ・ダウンタウンズというバンドを結成し、ビートルズのコピーやR&Bなどを演奏。ボーカルとギターを担当し、広島の音楽仲間や地元ラジオ局での活動を通じて、広島で名を知られる存在となりました。
1970年6月、シングル『イメージの詩』でデビューを果たし、同年11月にはアルバム『青春の詩』を発売。シンプルでストレートな歌詞とメロディが若者の共感を呼び、一躍注目を浴びました。翌1971年には『今日までそして明日から』をリリースし、TBSラジオのパーソナリティにも抜擢されるなど、活動の幅を広げていきます。
1972年には『結婚しようよ』が50万枚を超えるヒットを記録。同年発売の『旅の宿』も大ヒットし、日本で初の全国ツアーを敢行。1975年には小室等、井上陽水、泉谷しげると共にフォーライフ・レコードを設立し、独立系レーベルの草分け的存在として活躍しました。同年に静岡県つま恋で行われたコンサートでは、6万人を超える観客を動員し、日本のポップス史に残る伝説的なライブとなりました。
1980年代には海外レコーディングや映画主題歌の制作など、新たな挑戦を続けます。1982年にはフォーライフ・レコードの代表取締役社長を退任し、アーティスト活動に専念。1985年には10年ぶりにつま恋でのライブを実施し、その模様を収録したアルバムやビデオはファンから高く評価されました。
1990年代にはデビュー20周年を迎え、アルバム『176.5』や全国ツアーを展開。1996年からはフジテレビの音楽番組『LOVE LOVEあいしてる』に出演し、幅広い世代のファンを獲得しました。トークの軽妙さや、アーティストとのコラボレーションを通じて、新たな魅力を発揮します。
吉田拓郎の音楽は、社会的メッセージと個人的な感情の両方を織り交ぜた歌詞が特徴です。反骨精神や人生の哀歓を歌い上げるそのスタイルは、今なお色褪せることがありません。
吉田拓郎は、日本のシンガーソングライターの先駆者として多くの後輩アーティストに影響を与え続け、デビューから半世紀を経た現在でも、吉田拓郎の音楽は聴く者の心に深く響き続けています。
代表曲
※個人の感想です。
- 1970年 イメージの詩
- 吉田拓郎のデビューシングルで、メッセージ性の強い歌詞が特徴
- 1971年 夏休み
- アルバム「よしだたくろうオン・ステージともだち」に収録
- 1989年 シングルリリース「夏休み/シンシア」
- 夏の田舎の風景と少年時代の思い出を歌った名曲
- 1971年 今日までそして明日から
- 1972年の映画『旅の重さ』、2001年のアニメ映画『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲』などに使用された
- 1971年 人間なんて
- アルバム「人間なんて」に収録
- 拓郎が自身の想いを「人間なんてララ ラーラ ララ ラーラ」に込めた名曲
- 1972年 結婚しようよ
- 明るくポップなメロディで、フォークの枠を超えた人気を博した
- 1972年 旅の宿
- 素朴な歌詞とメロディが特徴のラブソングで、日本人の心に響く名曲
- 1972年 祭りのあと
- アルバム「元気です。」に収録
- 切ないバラード
- 1972年 春だったね
- アルバム「元気です」に収録
- ノスタルジックな歌詞とメロディが印象的な一曲
- 1973年 落陽
- アルバム「よしだたくろう LIVE ’73」に収録
- 日本の旅情を背景にした名曲
- 1974年 襟裳岬
- アルバム「今はまだ人生を語らず」にセルフカバーを収録
- 吉田拓郎が作詞作曲し、森進一が歌い大ヒット
代表アルバム
- 1970年 青春の詩
- デビューアルバム。「シンプルなフォークスタイル。
- 1972年 元気です。
- 代表曲「旅の宿」「夏休み」「春だったね」を収録。彼の人気を不動にしたアルバム
- 1973年 たくろう LIVE’73
- ライブの臨場感を伝える名盤。「春だったね」「洛陽」「マークⅡ」などを収録。
- 1974年 今はまだ人生を語らず (1974)
- 「襟裳岬」「シンシア」「人生を語らず」を収録したアルバム。
- 1986年 サマルカンド・ブルー
- 全曲N.Yでレコーディングが行われ、音楽プロデューサーとアレンジャーに加藤和彦、作詞を安井かずみを迎えたアルバム
- 大人の雰囲気と洗練されたサウンドが特徴。
ディスコグラフィー
- シングル
- 1st 1970年 6月 1日 イメージの詩 マークⅡ
- 2nd 1971年 4月25日 青春の詩 とっぽい男のバラード
- 3rd 1971年 7月21日 今日までそして明日から ともだち
- 4th 1972年 1月21日 結婚しようよ ある雨の日の情景
- 5th 1972年 7月 1日 旅の宿 おやじの唄
- 1989年 3月21日 夏休み
- 6th 1972年12月21日 おきざりにした悲しみは 花酔曲
- 7th 1973年 6月21日 伽草子 こんなに抱きしめても
- 8th 1973年12月 5日 金曜日の朝 子供に
- 9th 1974年 7月 1日 シンシア 竜飛崎
- 10th 1975年 9月 25日 となりの町のお嬢さん 流れる
- 11th 1976年 3月25日 明日に向って走れ ひとり想えば
- 12th 1976年12月 5日 たえこMY LOVE チークを踊ろう
- 13th 1977年 7月25日 もうすぐ帰るよ Voice
- 14th 1977年12月10日 カンパリソーダとフライドポテト あの娘に逢えたら
- 15th 1978年 6月10日 舞姫 隠恋慕
- 16th 1979年 5月 5日 流星 アイランド
- 17th 1979年10月 5日 春を待つ手紙 外は白い雪の夜
- 18th 1980年 5月 5日 あの娘といい気分 あいつ
- 19th 1980年 8月21日 いつか夜の雨が 愛の絆を
- 20th 1980年11月 5日 元気です 証明
- 21st 1981年 4月 5日 サマーピープル 二十才のワルツ
- 22nd 1981年 9月 5日 サマータイムブルースが聴こえる
- 23rd 1982年 3月21日 唇をかみしめて
- 24th 1983年 5月21日 あいつの部屋には男がいる
- 25th 1983年11月 5日 I’m In Love まあまあ
- 26th 1984年10月21日 旧友再会フォーエバーヤング ペニーレインへは行かない
- 27th 1985年 4月21日 ふざけんなよ 夏が見えれば
- 28th 1985年 9月21日 風をみたか 夏休み
- 29th 1985年12月 5日 ジャスト・ア・RONIN RONIN
- 30th 1988年 3月21日 すなおになれば いくつもの夜が
- 31st 1989年 3月21日 夏休み シンシア
- 32nd 1989年 9月13日 落陽 祭りのあと
- 33rd 1990年 2月21日 俺を許してくれ 憂鬱な夜の殺し方
- 34th 1990年 7月 4日 男達の詩
- 35th 1991年 8月 7日 友あり たえなる時に
- 36th 1992年 4月15日 吉田町の唄 夏・二人で
- 37th 1993年10月 1日 たどり着いたらいつも雨降り 旅の宿
- 38th 1993年12月22日 純情 5月の風
- 39th 1994年 4月28日 恩師よ/まだ見ぬ朝
- 40th 1994年 6月17日 決断の時 決断の時
- 41st 1994年10月21日 マスターの独り言 マスターの独り言 (Instrumental)
- 42nd 1995年 6月21日 君のスピードで/とんと御無沙汰
- 43rd 1996年 8月21日 遥かなる 今日までそして明日から
- 44th 1999年 5月26日 心の破片(かけら) 僕達のラプソディ
- 45th 1999年 6月19日 蒼い夏 今日までそして明日から
- 46th 1999年12月 1日 気持ちだよ 気持ちだよ
- 47th 2000年 6月21日 トワイライト
- 48th 2001年 3月28日 いくつになっても happy birthday 朝陽がサン
- 49th 2002年 3月 6日 家へ帰ろう/襟裳岬
- 50th 2003年11月21日 純/流星2003/ホームラン・ブギ
- スタジオアルバム
- 1st 1970年11月1日 青春の詩
- 2nd 1971年11月20日 人間なんて
- 3rd 1972年 7月21日 元気です。
- 4th 1973年 6月 1日 伽草子
- 5th 1974年12月10日 今はまだ人生を語らず
- 6th 1976年 5月25日 明日に向って走れ
- 7th 1977年 4月25日 ぷらいべえと
- 8th 1977年11月25日 大いなる人
- 9th 1978年11月21日 ローリング30
- 10th 1980年 5月 5日 Shangri-La
- 11th 1980年11月 5日 アジアの片隅で
- 12th 1981年12月 1日 無人島で…。
- 13th 1983年 5月21日 マラソン
- 14th 1983年11月 5日 情熱
- 15th 1984年11月21日 FOREVER YOUNG
- 16th 1985年 6月 5日 俺が愛した馬鹿
- 17th 1986年 9月 5日 サマルカンド・ブルー
- 18th 1988年 4月21日 MUCH BETTER
- 19th 1989年 2月 8日 ひまわり
- 20th 1990年 1月10日 176.5
- 21st 1991年 6月12日 detente
- 22nd 1992年 7月29日 吉田町の唄
- 23rd 1995年 6月21日 Long time no see
- 24th 1996年 8月21日 感度良好 波高し
- 25th 1997年11月 1日 みんな大好き
- 26th 1998年10月31日 Hawaiian Rhapsody
- 27th 2001年 3月28日 こんにちわ
- 28th 2002年 3月27日 Oldies TECI-1029 セルフカバー・アルバム
- 29th 2003年 3月26日 月夜のカヌー
- 30th 2009年 4月15日 午前中に…
- 31st 2012年 6月20日 午後の天気
- 32nd 2014年6月18日 AGAIN
- 33rd 2022年 6月29日 ah-面白かった
- 34th 2024年 11月20日 ラジオの夢
- ライブアルバム
- 1st 1971年 6月 7日 よしだたくろう オン・ステージ ともだち
- 2nd 1972年12月25日 たくろう オン・ステージ第二集
- 3rd 1973年12月21日 よしだたくろう LIVE ’73
- 4th 1979年10月 5日 TAKURO TOUR 1979
- 5th 1979年12月 5日 TAKURO TOUR 1979 Vol.2 落陽
- 6th 1982年11月21日 王様達のハイキング IN BUDOKAN
- 7th 1985年9月21日 吉田拓郎 ONE LAST NIGHT IN つま恋
- 8th 1990年 3月21日 COMPLETE TAKURO TOUR 1979
- 9th 1993年12月17日 TRAVELLIN’ MAN
- 10th 2004年 3月24日 豊かなる一日
- 11th 2005年 3月24日 一瞬の夏
- 12th 2009年11月11日 18時開演〜TAKURO YOSHIDA LIVE at TOKYO INTERNATIONAL FORUM〜
- 13th 2012年 9月19日 吉田拓郎ライブ コンサート・イン・つま恋’75
- ベストアルバム
- エレックレコード
- 1975年 1月25日 たくろうベスト・コレクション
- CBS・ソニー
- 1975年 8月 1日 よしだたくろう 1971〜1975
- 1976年 6月 1日 吉田 拓郎
- 1978年 6月 1日 TAKURO SELECTION
- 1980年 6月 1日 吉田拓郎 THE BEST
- 1981年 6月1日 THE BEST
- 1985年 11月10日 吉田拓郎全集/歌草子
- 1985年 4月21日 吉田拓郎 BEST COLLECTION
- Sony Records
- 1991年 旅の宿 吉田拓郎 ベスト・ヒット
- 1995年 3月 5日 よしだたくろう ベスト・セレクション
- Sony Music Entertainment
- 1997年 11月21日 GOLDEN J-POP THE BEST 吉田拓郎 ONE AND ONLY±1
- Sony Records
- 1998年 吉田拓郎 スーパー・コレクション
- Sony Music Entertainment
- 2000年 5月24日 2000 BEST 吉田拓郎
- 2001年 5月23日 吉田拓郎 ベスト
- 2001年 10月11日 DREAM PRICE 1000 よしだたくろう 結婚しようよ
- Sony Music House
- 2002年 6月19日 GOLDEN☆BEST よしだたくろう ひきがたり
- 2003年 11月19日 TAKURO THE BEST メッセージ
- Sony Music Direct / GT music
- 2006年 7月21日 吉田拓郎 スーパー・ベスト
- 2006年 10月17日 吉田拓郎 ベスト・オブ・ベスト VOL.1
- 2006年 10月24日 吉田拓郎 ベスト・オブ・ベスト VOL.2
- 2011年 5月18日 GOLDEN☆BEST 吉田拓郎 〜Words&Melodies〜
- フォーライフ・レコード
- 1981年 5月 1日 ONLY YOU 〜since coming For Life〜
- 1985年 11月21日 吉田拓郎ベスト60
- 1986年 6月21日 The 吉田拓郎
- 1988年 4月21日 Songs
- 1996年 4月19日 LIFE
- 1999年 11月3日 吉田拓郎 THE BEST PENNY LANE
- 2001年 9月23日 PURE BEST
- フォーライフミュージックエンタテイメント
- 2002年 11月27日 GOLDEN☆BEST 吉田拓郎 THE LIVE BEST
- 2007年 1月17日 拓郎ヒストリー
- 2011年12月28日 ONLY YOU 〜since coming For Life〜 + Single Collection
- avex trax
- 2018年 8月29日 From T
- フォーライフミュージックエンタテイメント
- 2024年 6月12日 Another Side Of Takuro 25