曲の紹介「青春の影」
- 曲名:青春の影
- アーティスト:チューリップ
- 作詞・作曲:財津和夫
- レーベル:EMIミュージック・ジャパン
- サマリー:
- 1974年4月リリースのアルバム『TAKE OFF(離陸)』から6枚目のシングルとして発表された。
- チューリップの音楽スタイルを確立するために制作されたバラード曲。
- 記事引用元:
- チューリップ (バンド) – Wikipedia
- 青春の影(チューリップの曲) – Wikipedia
曲について
チューリップは、「心の旅」の大ヒットから、アイドル的なイメージで受け止められていました。
しかし、この曲によって彼らは本来目指すべき姿を表し、音楽的な路線変更をしました。
「君のこころへつづく長い一本道はいつも僕を勇気づけた」からはじまるこの曲は、主人公が彼女との恋が、愛に変わることへの気持ちを表現しています。
彼女との関係が愛に変わって、はたしてハッピーエンドの結婚をするのか、彼女を幸せにするために別れるのかは、色々推測ができます。
この曲は、シンプルでありながら印象的なメロディラインにのせて、青春へのノスタルジーを思い出させてくれる名曲だと思います。
君の心へつづく長い一本道は
いつも僕を勇気づけた
とてもとてもけわしく 細い道だったけど
今君を迎えにゆこう
自分の大きな夢を追うことが
今までの僕の仕事だったけど
君を幸せにするそれこそが
これからの僕の生きるしるし
青春の影 / チューリップより
曲の動画
以下の動画をアップしています
- 「青春の影」チューリップ – トピック
- 「青春の影」財津和夫 – トピック
- Seishun No Kage · Chihiro Onitsuka (Cover)
アーティストの紹介「チューリップ」
インフォメーション
- アーティスト:チューリップ
- 結成時メンバー:
- ・財津和夫(バンドリーダー)-ボーカル、ギター、キーボード
- ・安部俊幸 -ボーカル、ギター
- ・姫野達也 -ボーカル、ギター、キーボード
- ・上田雅利 -ドラムス、ボーカル
- ・宮城伸一郎- ベース、ボーカル
- 結成地:福岡県福岡市
- 公式サイト:
アーティストの軌跡
チューリップは、日本の音楽シーンにおいて長い歴史を持つバンドの一つです。
1970年、彼らは福岡から上京し、メンバーチェンジを行い、最終的に財津和夫、姫野達也、安部俊幸、上田雅利、吉田彰の5人のメンバーで本格的に活動を始めました。
1972年、チューリップは「魔法の黄色い靴」でメジャーデビューを果たしました。
1973年にリリースした3枚目のシングル「心の旅」がオリコンチャート1位を獲得する大ヒットとなりました。
以降、「青春の影」(1974年)や「サボテンの花」(1975年)など、次々とヒット曲を生み出し、70年代を代表するバンドとしてその名を不動のものにしました。
1979年に入ると、バンドは新たなステージに突入し、シンセサイザーやデジタル機器を多用し、ポップで壮大なサウンドを構築し、ポップスやロックというジャンルの先駆けを築いたと言われています。しかし、商業的には苦戦し、メンバーの脱退が相次ぐことになりました。
1985年に姫野、安部、伊藤が脱退し、財津は新たなメンバーを迎えてバンドを続けるものの、1989年にはついに解散を決断しました。
1997年には再結成を果たし、オリジナルメンバーを中心にライブ活動を再開しました。この再結成後の活動はファンからの熱い支持を受け、以降も定期的に再結成を行いながら、ライブを重ねました。
長い活動の中で、メンバーの脱退や死去、音楽性の変化など、様々な試練に直面しながら、チューリップはその都度進化し、音楽を通じてファンと共に歩み続けました。
チューリップの音楽は、日本のポップスシーンにおいて非常に大きな影響を与え、世代を超えて愛され続けています。彼らの楽曲には、時代を映し出すメッセージが込められており、そのメロディーと共に多くの人々の心に深く刻まれています。
ディスコグラフィー
- 代表曲
- 1972年 魔法の黄色い靴
- 1973年 心の旅
- 1974年 青春の影
- 1975年 サボテンの花
- 1979年 虹とスニーカーの頃