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スピニング・トーホールド / クリエイション

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曲の紹介「スピニング・トーホールド」

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インフォメーション

  • 曲名:Spinning Toe-Hold(スピニング・トーホールド)
  • リリース:1977年3月5日 3枚目アルバム「ピュア・エレクトリック・ソウル」に収録・リリース
  • アーティスト:クリエイション
  • 作曲:竹田和夫
  • レーベル:東芝EMI
  • サマリー:クリエイションの竹田和夫が、アメリカ遠征中にファンキーな曲のアイデアを思いつき、 3枚目アルバム「ピュア・エレクトリック・ソウル」に収録した。

曲について

この曲のタイトルは、作曲者の竹田和夫が大のプロレス好きなことから、プロレス技と同名の「スピニング・トー・ホールド」としました。
そして、アメリカのプロレスラーコンビであるザ・ファンクス(テリー・ファンクとドリー・ファンク・ジュニア)の入場テーマ曲として広く知られるようになりました。

ザ・ファンクスがこの曲を入場テーマに採用したことで、日本国内のみならず、海外のプロレスファンの間でも人気が急上昇し、この曲はプロレス界に欠かせない存在となりました。技名と同じタイトルであることも相まって、プロレスファンの間では特別な意味を持っています。試合開始前に流れるこの曲は、観客のボルテージを一気に引き上げ、リング上のドラマをさらに盛り上げる効果を発揮しました。

「スピニング・トーホールド」は、竹田の卓越したギタープレイと、ラテンロックの影響を受けた軽快なリズムが特徴です。キャッチーなメロディとエネルギッシュなギターリフが印象的で、特に竹田和夫のギターワークはこの曲の象徴とも言える存在です。
楽曲が持つ勢いや疾走感は、プロレスの激しい攻防や緊張感を見事に表現しており、プロレスファンのみならず音楽ファンの心も掴みました。

クリエイションは、「スピニング・トーホールド」を通じて、日本のロックシーンにおけるハードロックやフュージョンの可能性を広げました。竹田和夫のギターサウンドは、多くの後進ギタリストたちに影響を与え、今なおリスペクトされています。

「スピニング・トーホールド」は、単なるプロレスの入場曲を超えた存在です。音楽とプロレスという異なる文化を結びつけ、多くの人々に愛され続けているこの曲は、クリエイションの代表作として、そして日本の音楽史に残る名曲として語り継がれています。

曲の動画

以下の動画をアップ、リンクしています。

  • アップ動画
    • Spinning Toe-Hold by 竹田和夫 – トピック
    • 1981Dec 渋谷公会堂クリエイション Mama You Don’t Cry & Spinning Toe Hold by 竹田和夫チャンネル
    • 2024 4 24 竹田和夫 スピニング トーホールド Kazuo Takeda Spinning Toe Hold
  • リンク動画
1981Dec 渋谷公会堂クリエイション Mama You Don't Cry & Spinning Toe Hold
2024 4 24 竹田和夫 スピニング トーホールド           Kazuo Takeda Spinning Toe Hold
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アーティストの紹介「クリエイション」

インフォメーション

  • アーティスト:クリエイション(別名:ブルース・クリエイション)
  • 主なメンバー
    • 竹田和夫(ボーカル・ギター)
    • 樋口晶之(ドラムス)
    • ヒロ小川(ベース)
    • ミック三国(キーボード)
  • 活動時期:
    • 1969年 – 1972年 ブルース・クリエイション
    • 1972年 – 1979年 クリエイション
    • 1980年 – 1984年 (新生)クリエーション
    • 2005年 – (再結成)クリエーション
  • 公式サイトcreation-web

アーティストの軌跡

「クリエイション(ブルース・クリエイション)」は、日本のロックバンドで、1960年代末にギタリストの竹田和夫を中心に結成されました。日本のロック史において、早くからハードロックを取り入れた先駆的な存在であり、長い変遷を経て現在も活動を続けています。代表曲「ロンリー・ハート」は1980年代初期に全国的なヒットを記録しました。

バンドの歴史
ブルース・クリエイション期 (1969年 – 1972年)
1969年に竹田和夫と布谷文夫を中心に結成されたブルース・クリエイションは、ブルースロックを基調としたサウンドでデビュー。1971年には、全編英語詞によるアルバム『悪魔と11人の子供達』をリリースし、ハードロックへの布石を築きました。同年、カルメン・マキを迎えたコラボレーション作品『カルメン・マキ&ブルース・クリエイション』も発表し、日本のロックシーンに強いインパクトを残しました。

1972年、バンドは解散。竹田は新たなプロジェクトへと移行します。

クリエイション期 (1972年 – 1979年)
同年、竹田はバンド名をクリエイションに改め、活動を再開。1975年には内田裕也のプロデュースで1stアルバム『クリエイション』をリリース。さらに、元マウンテンのフェリックス・パパラルディをプロデューサーに迎え、クリエイションの2ndアルバム『クリエイション・ウィズ・フェリックス・パパラルディ』を発表。パパラルディを含む編成で全米ツアーも成功させ、日本武道館での単独公演を果たしました。

1977年の3rdアルバム『ピュア・エレクトリック・ソウル』からは「スピニング・トー・ホールド」がアメリカのプロレスチーム、ザ・ファンクスのテーマ曲として話題になりました。

新生クリエイション期 (1980年 – 1984年)
1980年、バンドはメンバーを一新し、アルバム『朝日の国』をリリース。1981年には、バンド名を「クリエイション」に統一し、アルバム『ロンリー・ハート』を発表。表題曲はテレビドラマ『プロハンター』の主題歌としてヒットし、バンドの代表曲となりました。その後も複数のアルバムを発表しましたが、1984年に解散。

再結成と現在 (2005年 – 現在)
2005年、竹田和夫は再びクリエイションとしての活動を再開。2014年には、過去の楽曲の新録を中心にしたアルバム『リザレクション』をリリース。以降も定期的にライブを開催し、現在も精力的に活動を続けています。

クリエイションは、日本のロック史においてハードロックとブルースロックの融合を先駆けて行い、その音楽は国内外で評価され、まさしく日本のロックシーンの先駆けとなりました。結成から半世紀を超えた現在も、竹田和夫を中心に新たな音楽を発信し続ける彼らの活動は、多くのファンにとって特別な存在です。

ディスコグラフィ

主なアルバム
ブルース・クリエイション (1969年)
悪魔と11人の子供達 (1971年)
クリエイション (1975年)
クリエイション・ウィズ・フェリックス・パパラルディ (1976年)
ピュア・エレクトリック・ソウル (1977年)
ロンリー・ハート (1981年)
リザレクション (2014年)

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